つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

文化の日

November 03, 2021

文化の日


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秋の陽

眩しく

降る

満天の

青空

一段

明るく

照らす...

うららの

温もりに

薄着する

人々の

微笑み

きょうという日に

笑顔

そここで

描き出す日。






*文化の日:日本の国民の祝日の一つ。日付は11月3日。明治天皇の誕生日にあたり、
      明治期に天長節、昭和初期に明治節として祝日となっていた日。秋の季語。





☆つぶやき...
 刻々夕陽へと近づく午後の日差しを浴びながら外カフェ。
 ひんやり肌寒さを感じるくらいの時間をかけて、しばしぼんやりしながら過ごす。
 体温との差が大きくなるほどに珈琲の甘さが美味しい...
 いつでも好きな場所で好きな時に温まる、味わうことができる...
 コンビニコーヒーが美味しい季節だわ。
  






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...twins・angels...





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mak5 at 20:29|PermalinkComments(0)

November 03, 2019

文化の日


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ひんやりを

超える

冷たさ

すんなり

感じる...

かすかに

流れる

クリスマスソング

すんなり

馴染む...

すとんと

深まる秋・・・

いつのまにかの

冬の助走

混じりこむ日。




*文化の日:11月3日の祝日。明治時代は天皇の誕生日として天長節、その後に
      明治節に変わったが、第二次大戦後は平和と文化を推進する日となり
      文化の日と定められた。秋の季語。






☆つぶやき...
 アンフォルメル(Art informel、非定型の芸術=激しいまでの抽象絵画を中心とした美術表現
 の一種)の画家の作品を見ながら、妙に絵心が刺激された。大胆かつ鮮明な色と形の表現は
 理解不可能としか言えなのだけれど観るこちら側の感覚を振動させるエネルギーがあった
 らしい。恒例になった「文化の日」芸術施設の無料開放へのお出かけ。
 凝り固まって動けないでいた奥底の何かも動かしてしまった...かも。
 動いてしまったからには、動かしてあげるしかない。








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mak5 at 20:15|PermalinkComments(0)

November 03, 2018

秋の遊び

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色づき

始める

季節に

色彩と

戯れ

心動かす...

街路樹と

美術館....

外に

内に

それぞれの

彩りと

遊び

心の色

塗り替える、

文化の日。








*秋の遊び:心を動かされる秋の風情のこと。紅葉山や澄み渡る山河、浜辺や
      夜空など、秋には心に染みるような趣が多い。秋の季語。






☆つぶやき...
 文化の日恒例の文化関連の施設のフリー・デー。
 今年は横浜にて銅版画家・駒井哲郎さんの作品に触れる。
 白黒の世界に長らく拘り住んだのち、ほぼ晩年から選んだ
 多様な色彩で表現する世界を、「追い続けた夢を叶えたよう」と彼は例えます。
 モノトーンを”あらゆるものを削ぎ落とした”ゼロの姿とするのなら、
 そこに足された色達は”真に必要(好きな)なもので彩られた”フルの姿。
 全てを遠ざける・捨ててみる...そして、在るべく色を持つ姿=自分に戻る...
 言葉の受け取り方は十人十色、いったんそれを徹底してみること、
 やはりそんな時期なのかな...と受けとめる文化の日にて。







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mak5 at 21:04|PermalinkComments(0)

November 05, 2017

ささやかな痕跡..

文化の日のお話の続き...前編はこちら..。『Inner beauty』

  **********************

上野の森は、お花見の季節以上の賑わいなのではないかしら。

美術館を後にして、お茶でほっとひと息。

文化の日晴れ、の眩しい日差しを避けるように向かうのは、国立科学博物館



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開館から130年ほど、常設展示数は約1万4000点、保管は400万点以上。

ここに、私がお手伝いした仕事のささやかながらの痕跡があります。

あの日も、今回も、観賞の第一歩はこの望遠鏡からです。
トロートン天体望遠鏡。
同展示室に置かれた日本最古の地震計とともに重要文化財に指定されています。

日本館1階からのスタート地点で、いきなりわが嗜好のど真ん中に入る展示物。
はて、職務遂行は無事に出来るかしらと、ちょっぴり浮かれ気分で始まった作業は、
音声ガイド・英語版の翻訳チェックと展示物の解説板とその内容の照合、修正です。

展示数だけでも1万点以上、日本館と地球官ともども隅々までのチェック作業は
合計十数時間。万歩計を着けていたとしたら山手線1周分程の距離だったのかもしれません
(それはないと思うけれど 笑)。

途中で何度か集中力を低下させつつも、全展示をマイペースで制覇できる役得。
何より科学的視点で観られ収集された地球と宇宙のあらゆる
知性に触れられる大特典に魅せられ、
長い、心臓破り的な耐久レースを無事走り抜けることが出来たのです。

閉館後更に数時間の作業は、展示室独り占めの時間でもあります。
最終地点は物理科学の部屋。オーラス手前には原子力開発の解説コーナーも控え、
興味深いテーマのお陰で身体的疲労は軽減されたことを覚えています。

あの時以来、展示内容に多少の更新があったとしても、
音声ガイドの原稿や内容そのものは概ね変わらないことでしょう。
黒子として関わったわが仕事は、
今日も誰かのガイド役となり科学の世界を楽しんで頂けている。
偶々、タイミングがあって担当させて頂いた仕事ですものの
光栄なご縁だったと、時が経つほどに感謝が深まります。


あの日はひたすら目の前の展示物と解説版と英訳テキストを見つめるばかり。
歴史ある建築物としての日本館、そして、近代的な造りの新館・地球館を
堪能する余裕はありません。
視線は常に斜め下かまっすぐであり、上を見るなんて頭を過ることすら無かったような。
天上を思い切り見上げると、あらなんともハイカラなこと。
白壁の柱と天井、そして、控えめなステンドグラスがコラボする
リュクスな上品さをまとまった空間です。


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しばしの時を置いて、またの訪問となるのでしょう。
ふらりのその時を前に、音声ガイド・日本語版のガイド役として訪問できることを願って
わがヒストリカルプレイスを後にする。


その時もこの方は空を舞っているのでしょうね、宇宙飛ぶクジラよ。
ではまたの機会にお会いしましょう。



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mak5 at 16:40|PermalinkComments(0)

November 04, 2017

Inner beauty.


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初めて訪れた時も感じた、「天井が低いなぁ...」


今よりも10センチ以上身長が低かった頃と同じことを。

一体何年ぶりだろうと忘れるほどの久しぶりで訪れた国立西洋美術館。

あの時、胴体全部が隠れるサイズの賞状を抱え、
わが作品と一緒に写真撮影したのはどの部屋だったのだろう。

と思いながら、空調が効きすぎた館内を
人々の心を動かし続ける大家達の作品を愛でながら、
幼い頃の記憶をたぐり寄せつつ巡る。

初めての訪問は、いまだ続く歴史ある芸術団体主催の美術展の授賞式でした。
一般部門でほぼ最高位の賞を頂戴してしまった!?小学生の 私は、
この受賞をきっかけに東京初上陸を果たし、
偉いおじさま方から賞状はじめ高価な賞品を次々と貰った、
そうまさに、子ども心には「頂戴」じゃなく「貰った!」のです。

式よりも楽しみにしていたのは、
その後の「上野動物園のパンダ」とのご対面。
いまも確かに残るあの温かな感情、
もこもこコロコロ転がるパンダの姿はずっと見ていても飽きなかったな…。

などと、あいまさと鮮明さが交錯する場面と感情を脳内で巡らせながら、
目の前の大作達とも向き合う。
うーん、絵画観賞は毎度エネルギーが要る。
けれど、眠りがちな美意識がすっと目覚める、そして、磨かれるインナービューティーが。

モネ、ゴッホ、シスレー等好みの印象派の画家達、
デフュイの私には新作の一点にうきうきしながら、
小波が押し寄せるように集まり散る観賞者に混じって
マイペースの歩みでじっくり巡る。

「…描かれるモノの輪郭の色は、現実のそれとは全く異なれど、
 描くものには現実と想像の境界はない。
 ただただ、その色に映るだけなんだな。。
 カンバスや紙を埋め尽くす色も形も同じ。
 その人の視覚で捉えた色と形と太さの素直な表現に過ぎない。
 内奥の視覚とその人の持つ美意識がそこにあるだけなのだ。。。」

と、脳内トークをしながら、我が受賞作が
ピカソの(敬称略。友達じゃないけれど 笑)描いた
母子像の習作の構図や線、少しのデフォルメ具合と似ていることに気づく。
もちろん氏のその作品を知ったのは数多重ねた美術館巡りのうちの
とある時と思うのだが、描きたい、のままに選んで描き上げた
あの母子の姿と比なるものだけれど似ている。
国や時代が違っても、人心が動かされる”人の姿”は誰しも同じなのでしょう。
氏ともそれを共有していたのかもしれない、時も齢も違えて。
うーん、大御所との共通項があったことへのときめきを、今になって感じる  笑。

あの時の記憶との対面も果たしながら、懐かしの場所を去る。
今では世界遺産にまで指定されたこの歴史的建造物である。
確かに、あの時、
私の「この光景が好きという気持ちで、私に見えた母子ふたりの線と色と形」で
ひたすら描いた作品が此処、この空間に在ったのだ。
というプラウドな気持ち、とともに。


そのあとに、ほんの少しだけ立ち寄ってみたのは
今も「私の仕事」が活きづいて瑣末ながらのお役目を果たしている場所。
国立科学博物館に。

このお話は「つづき」で。。。また。




mak5 at 20:27|PermalinkComments(0)