つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

ファッション

June 06, 2018

纏う...(SOHO)



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どこで方向を間違えたのだろう。

ロウアーマンハッタンは、碁盤の目がいつの間にか乱れて

微妙に東西南北を角度30度前後ずれて、迷い道になる場所がいくつかある。



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長らくお気に入りの日本ブランドNY支店を目指して歩くSOHO。

店を目前にして一歩手前の店が気になり足を止める。

いつものそんなつもりじゃないけれどの浮気心でふらり…

同じブロックの裏通りに折れて出会ってしまった、このドレス達。



ぐいっと心がつかまれる。

ウェディングドレスなのか、なんなのか(って、なんだ 笑)。

ファンシーすぎるけれど、纏ってみたい!と

思わせる、大人の女ゴコロをも惹きつける可憐なデザインと刺繍使い。


遥か昔、幼い頃に着せられていたフォーマルなお出かけ用の

濃紺のワンピース(ベルベットでしたけれど)には必ずレース付きの白ソックスが基本。

古く甘い記憶に一気にひき戻す力強さを感じたドレス達。


むかしむかし…私のスタイルの真逆ではあるけれど

試着まではしてみたかったなぁ、Pink Houseのふりふりワンピース。。。(笑)



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憧れるほどに敷居は高くなる。

ハイブランドにしては、珍しくドアはオープンになっていたけれど、

私の心の中で設定した敷居の高さに負ける。

ショーウィンドウに写る私と商品のコラボ?で満足心を数ミリ満たしてみた。



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ファッションディストリクトと呼ばれるエリアは建築物そのものも

色彩のアレンジが美しく計算されているよう。



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壁色も看板であるフラッグもディスプレイも、主張することなく

それぞれの個性と商品へのプライドを表現している。



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そんなつもりじゃなかったけれど...

いつかはと思いながらずっと探していた形のスニーカーを手に入れる。


店員とのゆっくりのおしゃべりと、

とんでもないお値段だけれど、申し訳ないほどのセール価格で手元にやってきた

わがお洒落の新しい仲間 ( 日本の皆さまごめんなさい!プライスなの...)。



そんなつもりじゃなかったけれど、がもたらすお洒落の街散策は予想外な豊かさである。



そんなつもりじゃないけれど、

そんなつもりであのデザイナーのドレスを纏う。。。

”ランウェイ”で。。。。


そんな冗談ともつかない本気を、日本にいる友人と飛ばせる余裕も連れてきた…

新しいブランドとの出会いである。


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(どさくさにまぎれて放った宣言、お許しを^^.)






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  *Simone Rocha(シモーネ ローシャ)
   アイルランド・ダブリン出身
   NYのショップはロンドン並んで旗艦店。
   71 Wooster Street,
   New York
   NY 10012


mak5 at 23:00|PermalinkComments(0)

June 05, 2018

纏う... (FIT)


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ファッションの街、でもあるここは。

訪問したくてもできていなかった美術館に出かける。



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アメリカ建国当時からのもの含めて

この国の歴史にも関連するあらゆる時代の服飾をコレクションしているのだろう、

手作業の緻密な針づかいの刺繍が施された靴がまず目に留まる。


ドレスのドレープの細やかさもそう...どれだけの時間を費やしたのだろう。

幼い頃、観賞用に与えられていたフランス人形を思い出す。

あこがれの象徴であった人形は、

10頭身に長い手脚、凜として愛らしい顔立ちと

洗練されたレース使いのドレスを纏っていた。



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ETRO...ではないけれど、控えめな豪華さが際立つエトロプリントに似た模様と色使い。

唯一気になるハイブランドと同様の贅沢な生地を思い切り使ったドレス、

そして、余った生地で仕立てたという紳士用スーツ。

豪華すぎるペアルックに薄暗い館内でひそかにうっとり...。


このスーツは、おしゃれだった母の

フォーマルな場用のスーツに似ている生地とデザインだな...



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今回のテーマは「未完」という言葉で表現できるセレクションだった。

一見すると完成品であるが、制作途中でストップされたものだったり

着古されて擦れていたり、糸がほつれたままだったり…。



Comme de garcon by Rei kawakubo。

ニットながら布のように軽いフォルムの、グランジなデザインは

多くのデザイナーに影響を与えた彼女らしい一枚。

これも制作途中なのだろうか...
(残念ながら、写真を撮り忘れました!!)


いずれにもその洋服一枚一枚の持つ人生を見せられているよう。


完成した際にはまた別の厚みで持って

観るものを魅せているのだろう。



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このコートは布地も形も、私の心にジャストフィット&ミートである。

欲しいなぁ。。。




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展示数は少ないけれど、一点一点に流れている時間という歴史を垣間見せる空間は

あらゆる時代の時空を凝集したような濃い空気が流れている。



観光客だけではない、

さりげなくおしゃれな人達もじっくり観察するように鑑賞している

The Museum at FIT....


本場欧州のファッションも凌駕し、あらゆる国のデザインが集まる

世界のファッションの中心でもあるこの街。

その雛形を観たような、

ファッション工科大学の一角にある小さな小さな、

それぞれの服が醸し出すその時代の風味が溶けた濃密な空間である。




***
The Museum at FIT

 ADMISSION to exhibitions is FREE.
 Address
 7th Avenue at 27 Street
 New York City,
  10001-5992







mak5 at 23:30|PermalinkComments(0)

April 07, 2010

幸福の・・

てんとう虫

 てんとう虫。

 幸福の使者

ばっぐ

 

 が、運んできてくれた

 ギフト・バッグ......


 の中には・・・続きを読む

mak5 at 21:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 14, 2005

オレンジ

....青山の街とオレンジ色は、似合わない。

鈍い灰色の空と冷たい風。
初夏を大きく払って、きょうも季節はずれの寒さが街を包んでいる。

そんなきょうに選んだのは、大好きなオレンジ色のコート。
続きを読む

mak5 at 21:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)