つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

シンポジウム

May 29, 2014

伝えるということ...1

『客観的かつ中立であること』

ひよっこだった時代に一等最初に、わがマスメディア業+人生の師匠から受け継いだことの一つです。
なぜなら、マスから発信された一言は、発信者の想像を遥かに超えた影響を残し波紋(さざ波程度でも)を引き起こすため。
言わずもがなで、その場に立ったことがない者達にも想像に難くない事実です。

気象業界でも、情報開示・伝達において客観性、中立性は肝要なポイントであり、研究から現業レベルまで必要とされます
(予報者、市井に一番近いだろう伝達者のひとりキャスター職には、一番基本的なことかもしれません)。

「...特定の(政治的な)立場を擁護する」アドボカシー。個々のそれに責任を伴った上でのものなのか、無責任なものなのか?
地球温暖化の事例を通した気象学研究者のアドボカシーについて語られた国立環境研究所・江守さんのお話(視点)は、今の日本の政の従事者とその周辺の者達の行動言動を観る際にも活きる内容かと思います。
また、某かのプロフェッショナルとして「述べる、伝える」立ち位置にある方には、ご自身の在り方のヒントにもなることでしょう。

お時間のある時に、ゆっくりとご覧下さい。



日本気象学会2014年度春季大会シンポジウム
「気象学における科学コミュニケーションの在り方:
  国立環境研究所 江守正多 
  防災科学技術研究所 納口恭明 」

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http://bit.ly/SATlNt

mak5 at 10:42|PermalinkComments(1)TrackBack(0)