つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

つぶやき

May 01, 2019

したためる...令和




久しぶりに書をしたためる。。。。




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そして、私の目指す....




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佳き日にて。











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March 11, 2019

8年目...311

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雨上がりに広がる

午後の青空が、なんて清らかだったこと。

穏やかに過ぎて暮れていく時間に

”ありがとう”と嬉しさがこみ上げてくるのは

きょう、3月11日という日だからでしょう。



8年前のきょう、意識の中でずっと抱え込んでいた価値観が壊れ砕け散ったこと。

それを自覚するまでには長らくの時間がかかったような気がしています。

なぜなら砕け散ったはずのそれをまだ有る無傷のものとして抱え振舞っていたから。



そして、震災の直後は誰もが自問しただろう「私にできること」は「何?」。

答えはいくつも思いつくようで、どれも自分の正解ではないそれを

見出してはいたけれど見て見ぬふりをしていた、ずっと。



『とにかく生きること』

私にとっての答えです。


生きるならば「何」を「生業」とするのか...

心の生死にも関わるそれはとても大切なものであり

自分の答えに誠実であるべきことです。



わたしだけではない、社会全体で、みなさま個々人でも問うたそれは

8年経った今....「やりたいことで生きれば良い」が結論です。

と、明確に言葉にして良いとわたしは思います。



わたしにとっての、あなたにとっての、「何」=「生業」を為す途中で

もしも”無理”や”挫折”が生じるならば、

遠慮なく”助けて”と声を出して告げれば良い。

あなたの友が知人が、見知らぬどこか遠くからやってくる人が

必ず手を差し出す、手をつないでくれるから。

差し出された、つながれたその手はあなたを生かし、

そして、逆も真なり、あなたも誰かを助ける、守る手に人になるのだから。

だから沈黙することなく諦めることなく助けを求めてくださいね。

それは自他を確かに「生かし・活かす」ことなのですから。



あれから8年...平成最後の311だけれど

記憶というものには終わりはありません。

大地を、個々の意識をも揺らし壊した一方で

人を根源に還したこの日の想いを終わらせることなく

少なくともまた一年...

自身に誠実に生きること。

を再び確める日にて。




合掌

2019.3.11。




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東日本大震災の津波により壊れたグランドピアノ(@メゾンエルメス銀座「ピア二スト向井山朋子展」より)





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February 17, 2019

音浴… 「ピアニスト」向井山朋子展



曇り空、陽が落ちきる前の夕暮れ時。

瓶底のぶ厚いガラス張りのメゾンの中は、

街を彩る夜の灯りが放つ色で照らされていました。



どんな音が待っているのだろう…”初体験”のときめきでやって来た展覧会

「ピアニスト」向井山朋子展。



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会場に到着するとすでに

鍵盤が持つ音をひとつひとつ確かめるように、のんびり叩く音が鳴り響いている。



開演前の練習というその調べは、調律でもするかのように単調

であるけれど、彼女の身体に流れている音なのでしょうか、

一音一音にこもる体温が静かな場にも伝わります。



アップライト、グランドと、展示された様々なフォルムのピアノ達の隙間に、

三々五々で集まる鑑賞者もそれぞれのポジションに佇みながらじっと耳を傾ける。




楽屋に戻ったピアニスト、今宵の美しきパフォーマーが再び

明るいフクシア色のイブニングドレスで現れると、

さあ、本番の始まりです。



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かすかに低くゆるやかに、時にコンマ数秒途切れる鍵盤の音...

主旋律に低い不協和音も時折混じる。

はじまりの数分は

音符のひとつがどこかにポンと跳ねたり、行方不明になったりでどこか凸凹している。

荒さも味になった旋律は、徐々に加速しながら研磨され滑らかになる。

弾くほどに、音は和して共鳴して

まるい和音に変わる....成長する...感じ。



澄み切った、整った一つのモノに生まれ変わった主旋律と伴奏は

攻めようのない完璧な音楽となって

滔々と流れながらこの空間の時を紡ぐ。



ピアノの奏でに混じりながら、

途中途中で混じる聴き慣れた音達。

コートに鞄が擦れる音、柔らかなゴム底のスニーカーが立てる足音...

会場カメラマンが切る消音シャッターの音....

メインストリートを走る救急車のサイレン...

日常の生活音も演奏の一部になる。




息切れしないどころか、演奏の終わりも見えないほどに

増していく奏者のエネルギー。

やわらかく、力強く、朗々と…なみなみとこの場を満たしていくように

途切れないスタミナで弾ききる60分を超える一曲。



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どっぷり浸った自由な音の海の底から聴こえたのは

「脱ぎ捨てる...脱ぎ捨てよう」

のメッセージ。



その言葉を受け取ったのは私だけなのだろうか。。。

アートギャラリーの床に腰を下ろしてピアノ演奏を聴く。

少々特殊な状況に置かれた空間では、

聞こえないはずの声も素直に受け取ってしてしまう。




ひとりで、ふたりで...

集まるのはそれぞれまったくの見知らぬもの同士。

これからもすれ違っても記憶にないだろう同士で埋め尽くされた会場の

共通項はただひとつ、

この演奏を聴くということ。



それぞれが纏うそれぞれの空気は、

彼女の全身を通して伝えられる旋律を浴びて

ゆるやかに一つになる...完全な輪になる...

まるで一人の人の個々の細胞が息づいて

それぞれ自由自在にそれぞれの機能のを自然に働かせながら呼吸しているような

ただ一人ヒトになる...奏者も聴衆も共にで一人の人に。




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余韻

というものを指の触感をもって掴みとる、というのはこのことだろうか。

終わりが見えない、いや、このまま終わらないでとさえ

心の片隅に湧いていた想いも自然に終わらせてくれるように

最後の音が作る波動が滑らかにそれぞれの者達の内奥に消えていく、しんと。



照明はピアノ前のスタンドだけ。

まだ薄暗い部屋が微笑みで満ちる…のが見えた気がした。

スタンディングオベーションで、万雷のだけれど耳心地良い上品な拍手がギャラリーを満たす。

奏者である向井山さんの麗しい、ちょっとはにかんだ笑顔が

溢れる笑顔達の中で可憐な華を咲かせる。



立春の日から始まり、1日に1度だけ時計の針を進めるように

毎日1時間ずつの時差で1日に一度だけの演奏が行われる。

最終日の2月28日の演奏が終わるのはちょうどお昼頃。

これから南中を迎えようとする太陽の明るさの中では、

宵には決して出会えない音を浴びることになる...の期待は否めない。





余韻といえば、あれから8年...

隣室に展示されるのは東日本大震災の津波被害から残った2台のグランドピアノ。

鍵盤は何か所も歪んで不揃いのまま、流されただろう脚は真新しい白木に生まれ変わり、

かろうじて残ったフレームを覆う白布が照明のない部屋で白く浮き上がる。





きょうの新しき余韻と、過去から半永久的に向けても続く古き余韻。

清々しさとどこか重さを伴う余韻を胸の底に記憶しながら

初体験の時空間を去る.....


音に浴して

この長い冬の寒さから心を癒す、遠からじの春に向かう心立つ宵にて。



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時間と空間の変化を音で観察する、感受する。
これが一つの実験であるならば、その結果を知りたいとも思う展覧会です。

『ピアニスト 向井山朋子展』
  @銀座メゾンエルメス フォーラム

 プロフィール(展覧会HPより抜粋)
 向井山朋子 Tomoko Mukaiyama:
 ピアニスト/美術家。オランダ、アムステルダム在住。
 1991年、ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール優勝。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(オランダ)、ニューヨーク・フィルハーモニック
(米国)をはじめ、世界の楽団にソリストとして招聘され、新作の初演に携わっている。
 近年は従来の形式にとらわれない舞台芸術やインスタレーション作品を発表。













mak5 at 17:02|PermalinkComments(0)

February 02, 2019

触れる... 雅楽


毎朝、神社にお参りしていた頃、ときどき遭遇していた朝の神事。

巫女の舞と雅楽が心にも染み込んだ、おごそかな気持ちで始まる一日が好きでした。


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本格的な鑑賞は初めての雅楽。

通りすがりでしかご縁のなかったこの日本の伝統芸能の一つを

じっくり堪能する時間は、

古きを訪ね、新しい心と目の扉を開くものでした。



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心の深いところにもアクセスするようなゆるい旋律と空気の流れに従うような緩やかな舞。

鑑賞中はきっと眠ってしまうに違いない、

そんな先入観と初体験だからの緊張感をもって席に着くうちに、まずはトークで幕が上がります。



雅楽初心者にも理解し易い楽長による解説は、

クラシックコンサートでもおなじみのトークを挟んだスタイルです。

ソフトで軽妙洒脱な語りゆえに

緊張感はよりほぐれ、知識を得られた安心感とともに鑑賞へとすんなり導かれます。



演奏の変化や衣装、舞の様式が表現するそれぞれの意味合い

...いずれもきょうの演目のための説明なのですが、咀嚼しながら聞いているうちに、

雅楽が受け継がれ育まれてきた歴史の長さとこの表現の深さに思いが至ります。

この未知なる伝統芸能に、こころの中で深く敬意を表しながら。






世界最古のオーケーストラとも称される雅楽は、

中国や朝鮮半島などアジア大陸の諸国からもたらされた音楽や舞に、

上代以前から伝わる音楽や舞が融合されて日本化した芸術です。

日本の雅楽の元は奈良時代まで遡り、概ねの形式を10世紀頃に整えられて以来

現在にも伝承されている....とのこと。



東京楽所(がくそ)の皆さんによる「奉祝の雅楽」と題した定期公演は、

管弦(楽器演奏のみの雅楽)と舞楽(舞いを伴う雅楽)の二部構成。



舞台がはじまると、トークの時間とは一転、厳かさな時空に変わります。

穏やかな高音と緩やかな旋律、そして舞の動きにはやはりまどろみさえ覚えましたが、

予想に反して眠ることはありません。



まぶたを閉じながら聴く音は強く柔らかに右脳、そして、細胞に染み渡り、

重厚、かつ、和と東洋混合の彩りの重ね衣を纏う呼吸するような舞に

からだのこわばりが解きほぐされるよう。

華やかさを伴う美は、高揚と鎮静という両極に触れがちな心を中和させ癒しの力を持つのか...

そんな体感が内奥に生まれます。




「奉祝の雅楽」のタイトルの通り、演奏と舞には

まもなく退位をお迎えになる平成天皇、そして、皇位を継承され次の時代を担う新天皇の

おふたりに贈るお祝いも込められているといいます。




「祝福の氣」が込められた時空間で、

聴衆者それぞれも祝氣の恩恵を受け取る。


宇宙遊泳はこんな感覚なのだろうか...

無重力中かはたまた水上に浮かんでいるように、

五感はひたすら心地よさに満たされる。




舞人が舞台を去り、そして、楽人が舞台から去り、雅楽の時間そのものが終わる。

残るのは気配、温もりと薄い重量感を持った清らかな気配でした。

はるか彼方の昔、雅楽の持つ歴史の中では戦国時代の武将達にも

”調え”の力あるこの音や舞は、心の薬となっていたのでしょうか。




触れるには入り口は狭く特別な芸能に見える雅楽ですものの、

「黒田節」の原曲は雅楽の中で最もポピュラーである『越天楽(えてんらく)』、

また、縁の深い大相撲では、行事は楽人、千秋楽は舞楽の舞の名前、

櫓太鼓は鞨鼓(かっこ)の音と

現代人でも馴染みある形で私たちの目に耳に触れることができています。




ともすれば美というものを忘れ、姿も心もかき乱して働き、

時間や他人が作り出した価値を追いかけ過ぎる現代人にこそ必要な芸能かもしれないな...。

余韻に浸りながら帰る道すがらに浮かんだ心のつぶやきです。


雅楽に限らず、ひとつの国に脈々と受け継がれている芸能には、

そこで生まれ育った現代人が、現代の個々人が忘却しがちである

活きるための源泉の力に帰還させてくれるエネルギーを持つものなのかもしれません。




ひょんなことから頂戴した伝統という古きを訪ねる有難き時間。

冬眠しがちだった私の心と目の次の扉を開いてくれた

春とおからじ...春までカウントダウン午後にて。








*東京楽所:
 1977年宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設され、
 芸術音楽としての高い芸術性を備える国内最大の雅楽団体。
 78年以来、国内の数多くの雅楽公演に参加、高い評価を得る。

mak5 at 13:29|PermalinkComments(0)

January 14, 2019

片隅のふるさと.... (cafe)

なつかしい...

都心なのに、ふるさとの弘前に帰ったような場所。

無駄のない都会的な建築のビルをエレベーターで上がると

5階に突如現れる山小屋のような空間.... A to Z cafe


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同郷であり、もしかしたら自分も入学していたかもしれない、

母校のご近所の高校出身アーティスト・奈良美智さん。


そう、YOSHITOMONARA + graf

(奈良美智+クリエイティブ活動を展開する会社「graf」)が

プロデュースしたこのカフェは、まさに奈良美智ワールドに在るようなカフェ。


使いこまれた木製家具と店内に建つ山小屋には、

広大なリンゴ農園や田畑という、豊かな田園風景が広がる生まれ育った街の

匂いもうっすらと思い起こさせる空気にあふれている。



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・・・弘前の郊外にあるカフェ、にワープした感覚。いごごち良い.....。



正月三が日で静まる東京・青山ながら、店内はいつものように来客が絶えない
(多分いつもこうなのでろう)

そのわけがわかる気がする。



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プリフィクスで日替わりのランチ定食は、カフェ飯ながら味は家庭的。

見た目はつやつや、なによりお米の美味しい炊き加減は家ご飯の味。

一見大盛り、完食は無理かもの予想をあっさり裏切り、

どちらかといえば少食の我も友もともども自然に完食する。

副菜も主菜も、会話しながらの食事にも邪魔にならない美味しさ....。



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サイドオーダーの甘味も見た目通りの美味しさとか(自分用には次の楽しみにして...笑)。

ボリュームは通常サイズ(単品ではこの2倍ほど)にも

”家で手作り、おもてなし”感覚がくっきりと見えてくる。



ご飯が美味しいところはお茶も美味しい....

の勘に従ってオーダーするコーヒーも、想像通りの素直な美味しさ。

淹れたてとわかる風味、ピッチャーの中のミルクはちょうど良い具合に温まっている。

まるで、A to Z家の丁寧なもてなしを受けているかのようなくつろぎの時間に

いっさいの手抜きなしの潔ささえ感じてしまう。



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窓外に青山の古きマンション群や六本木方面の高層ビル...東京湾方向のザ・トウキョウ風景を

室内の弘前から見ているような時空間。


同じように、訪れる人それぞれ、ふるさとや懐かしさを感じているのだろうか、

みんな遠慮なしのちょっぴり長居しながらで、存分におしゃべりを楽しんでいる。

賑わうテーブルの間を忙しそうに往復しながらも、その忙しさを

楽しんでいるようなスタッフの絶えない笑顔に益々いいごごちの良さを感じながら。



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新年のゆるやかに流れる時間をさらに緩ませゆるゆると、

それぞれの旧いコト、新しいコトを語りながらの新年茶話会。

友も私もそれぞれの持つA to Zの項目もこのおしゃべりで

またいくつかクリアし、互いの理解を深められたことでしょう。



エレベーターを降りると再び東京という大都会の風景が広がる。



次回は、メニューのP(パフェ)とS(塩昆布チャーハン)をクリアする。

そんな宿題を心にメモしながら、次の帰郷(?)はいつにしようか。



東京がまた少し好きになれそうだ。

東京の片隅にある小さな細やかなふるさとここ、A to Z cafe


A クラスのサードプレイスを見つけて新年早々縁起が良い...2019スタートです。


***
A to Z cafe
東京都港区南青山5-8-3 equboビル5F



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  わがいつものお供の

  わが「にらみつける少女」。
  
  この子のおかげで、スタバでは

  店員とおしゃべりが始まる^^)
























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mak5 at 14:44|PermalinkComments(0)