January 03, 2021
自由自在。
『風の時代』....昨年の末に耳にし、あまたの人が口にしたこの言葉について、
しばし感じ取ろうとしていた。
そして、ふと浮かんだ言葉にしっくりきた。
それは『自由自在』ということなのだ。
時代、とあえて言葉の線引きはしなくても良かろうに...
という違和感が心を占めていた。
自ら由として自ら在る....それは、すでに厳然として人が在る姿であり、
そうとしか生きられない者(人間)にはすでに当たり前のことなのだ。
が、しかし、言葉の線引きによって、
すでにそうであった人々の呼吸はさらに楽になり、その生き方を易くしてもくれるのだろう。
とうに気づいていた息苦しさを我慢していたい人々には、
マイペースで生きることの自然さに扉を大きく開いてもくれるのだろう。
”風”は空気の動き、そして、それが作る流れのことである。
ならば、
自らという風を、心のままに動かし流れを作り、
その流れの中で在る・生きることを純粋にゆるす....
のが始まったといわれる今・風の時代。
”自由自在”であること。
原初から人があまねく持ち合わせているその源に
一切の遠慮なしに万人が一斉に還る。
時代、という言葉を号令にして帰還するなら、それも悪くない。
拍手で持って、共に手を携えながら根源に還ろう.....。
と願う、
清らかな微風が吹き渡る正月三日・冬晴れの空の下にて。
*初硯:はつすずり。新年に初めて硯を使うこと。硯を洗い、墨をすりおろし、
筆を染める。心の静かさを保ち、一字に新春の喜びを表す。冬の季語。
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