つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

November 04, 2017


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初めて訪れた時も感じた、「天井が低いなぁ...」


今よりも10センチ以上身長が低かった頃と同じことを。

一体何年ぶりだろうと忘れるほどの久しぶりで訪れた国立西洋美術館。

あの時、胴体全部が隠れるサイズの賞状を抱え、
わが作品と一緒に写真撮影したのはどの部屋だったのだろう。

と思いながら、空調が効きすぎた館内を
人々の心を動かし続ける大家達の作品を愛でながら、
幼い頃の記憶をたぐり寄せつつ巡る。

初めての訪問は、いまだ続く歴史ある芸術団体主催の美術展の授賞式でした。
一般部門でほぼ最高位の賞を頂戴してしまった!?小学生の 私は、
この受賞をきっかけに東京初上陸を果たし、
偉いおじさま方から賞状はじめ高価な賞品を次々と貰った、
そうまさに、子ども心には「頂戴」じゃなく「貰った!」のです。

式よりも楽しみにしていたのは、
その後の「上野動物園のパンダ」とのご対面。
いまも確かに残るあの温かな感情、
もこもこコロコロ転がるパンダの姿はずっと見ていても飽きなかったな…。

などと、あいまさと鮮明さが交錯する場面と感情を脳内で巡らせながら、
目の前の大作達とも向き合う。
うーん、絵画観賞は毎度エネルギーが要る。
けれど、眠りがちな美意識がすっと目覚める、そして、磨かれるインナービューティーが。

モネ、ゴッホ、シスレー等好みの印象派の画家達、
デフュイの私には新作の一点にうきうきしながら、
小波が押し寄せるように集まり散る観賞者に混じって
マイペースの歩みでじっくり巡る。

「…描かれるモノの輪郭の色は、現実のそれとは全く異なれど、
 描くものには現実と想像の境界はない。
 ただただ、その色に映るだけなんだな。。
 カンバスや紙を埋め尽くす色も形も同じ。
 その人の視覚で捉えた色と形と太さの素直な表現に過ぎない。
 内奥の視覚とその人の持つ美意識がそこにあるだけなのだ。。。」

と、脳内トークをしながら、我が受賞作が
ピカソの(敬称略。友達じゃないけれど 笑)描いた
母子像の習作の構図や線、少しのデフォルメ具合と似ていることに気づく。
もちろん氏のその作品を知ったのは数多重ねた美術館巡りのうちの
とある時と思うのだが、描きたい、のままに選んで描き上げた
あの母子の姿と比なるものだけれど似ている。
国や時代が違っても、人心が動かされる”人の姿”は誰しも同じなのでしょう。
氏ともそれを共有していたのかもしれない、時も齢も違えて。
うーん、大御所との共通項があったことへのときめきを、今になって感じる  笑。

あの時の記憶との対面も果たしながら、懐かしの場所を去る。
今では世界遺産にまで指定されたこの歴史的建造物である。
確かに、あの時、
私の「この光景が好きという気持ちで、私に見えた母子ふたりの線と色と形」で
ひたすら描いた作品が此処、この空間に在ったのだ。
というプラウドな気持ち、とともに。


そのあとに、ほんの少しだけ立ち寄ってみたのは
今も「私の仕事」が活きづいて瑣末ながらのお役目を果たしている場所。
国立科学博物館に。

このお話は「つづき」で。。。また。




mak5 at 20:27│Comments(0) つぶやき | 心もよう

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