つれづれなるままに・・・meteorologist, announcer, narrator, writer : miura mayumi Officical blog.

March 31, 2013

言霊(ことたま)のゆくえ
言霊(ことたま)のゆくえ [新書]



「ありがとう
 いつもい君にいわれし言葉を
 きょうきみに
 おくる....ありがとう」

弥生三月、友人の送別会にて
短歌をたしなむ一人が贈った一首です。
シンプルな言葉の連なりには
寂しさと感謝の気持ちが満ち満ちていました。


日本語って美しいことばだな....
意識も心も気持ちも感情も、見えないものが
美しい文字にすべてこもっている。
と、ずっと思っていました。




多彩で美麗な音、文字(ひらがな)、表現を持つ言語、『日本語』。
”魂”と呼ぶものと同じかもしれない
意識の深い部分にあるものを、
音・文字・表現いずれにも宿している言語です。


『言霊のゆくえ』。
明治天皇の御製(和歌)、教育勅語、宮沢賢治、
空海ら大僧正の言葉、そして、君が代、戦死兵達の手紙。
長らく語り継がれ、詠い継がれ、歌い継がれている、
カタカナ言葉が無い、いずれも純な日本語で綴られたものばかりです。


時を越えて今もなお残るこの言葉達を介しながら、
江原さんは、現在のこの国、特に東日本大震災後の
私達日本人の在り方に向けて、
強く直線的なメッセージを送っています。


「ことば」は”想いを乗せるための器”でもある。
音、記号という形態の違いを問わずに、言の葉一つ一つは
いかなる時も「想い・思い」と「意識」そのものの表出であり、
コトダマとして相手と放つ者自身に響いている、と思っています。


数々の和歌、おことば、小説、歌、手紙が放つコトダマは、
受け取る人々(読者)にとっては、十人十色の解釈があるのかもしれません。
ですが、それこそ「それぞれの言葉の表現は違っていても、
一つ同じ”真実=真意”を確かに感じている」もの。
放たれたコトダマ(言霊)そのものは、すべての人が受け取れることでしょう。


本書では、江原さんなりの表現の助けを借りつつ、
その唯一の真髄が心の深い部分に落ちていきます。


「読んだ」と実感するには一度読むだけではもの足りない。
手元に置いて、じっくりと噛み砕いてゆっくりと読んで、
何度か読み返しながら「読了」できる1冊。
数々の送られたコトダマをひとつずつ、
どうぞあなたのペースで感じてみて下さい。



*言霊(ことたま)のゆくえ
言霊(ことたま)のゆくえ(徳間書店)




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★★☆ こちらへも起こし下さいね。。

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mak5 at 21:58│Comments(0)TrackBack(0)  | 言葉

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