February 11, 2013
長距離ランナーの孤独 [DVD]
「走る」とき、
それは体力的に
自分との闘いであるが、
精神的に
これほど”自由”に想いを飛ばせる時間はない...
なにより
これほど”自分は、すでに全てにおいて満ち足りている。”
を体感する時間はない。。。
映画『長距離ランナーの孤独』。
足が速いとという理由だけで感化院の威信のために
毎朝、強化練習のために独り走り続けた主人公コリン。
孤独な走る時間にだからこそ自由に過去の記憶、想いを飛ばし
自らの半生とも向き合い始める。
そして、物語の終わりは・・・
あの爽快な終わり方、である。
”すでに全てにおいて満ち足りている”に気づいた時、
求め続ける人生は幻想である....なのですねぇ・・・
モノクロームだからこそ捉えられる、
自然な自然の光と空気の匂い。も味わえます。
....走るのではない、もはや趣味でもある「長距離散歩」が止められないワケを
この作品を観る、ということで言葉にできた感。
*
長距離走者の孤独
1962年イギリス
脚本アランシトリー、監督トニーリチャードソン
ニュース映画で用いられる資材で撮影。